丹後ジギング ~STR炸裂の巻~

らっきょう

2016年06月07日 22:28

Mr.DAIが平日に休暇を取ってどこかに釣りに行こうと提案してきた。


らっきょ 「平日なら丹後のジギング船なんかどうかね、空いてそうだし、まだブリが釣れてるみたいだ」

DAI 「で、でもオラ、らっきょうさんみたいにブリとか釣れるかなぁ」

らっきょ 「ふむ。タックルに関しては私が教えるから、あとはキミの頑張り次第だよ。決してあきらめずに最後までシャクルこと。いいね?」

DAI 「はい!」




出船前、緊張で鼻の下が伸びるMr.DAI


DAI 「丹後ジャークっていうのはどうやったらいいの?」


らっきょ 「潮があまり動かない日本海では、ジグを追わせて食わせるのが基本になる。
そのために高速ジャカジャカ巻きで青物を引きつけた後、ロングジャークで食わせの間を与えるのが丹後ジャークなんだ。
横引きするとバイトレンジを長く通せるから、スピニングでキャストするか、少人数で風がある場合はドテラ流しも有効だね」


DAI 「らっきょうさんはどんなジャークをするの?」


らっきょ 「今日やるかどうかはわからないけど、STRっていう技があってね。STRっていうのは【スペース・トルネード・らっきょう】の略なんだ」


DAI 「うわー!かっこいいね! 今日見られるといいなぁ」


らっきょ 「まぁ展開次第だね。活性が高ければ普通のワンピッチで釣れるから、出番はないかも」






~出港から数時間後~





らっきょ 「STR! STR!!」


DAI 「す、すごい!! ジャークが速すぎてロッドから竜巻が!! その竜巻のせいで海が荒れて雨まで降ってきたよ!!」



Mr.DAIにも先に釣られて、船中、未だノーフィッシュなのはらっきょうだけ。となればスペース・トルネード・らっきょうを出さないわけにはいかなかった・・・。


らっきょ 「STR!!  STR!!!!」





らっきょ 「STR!!!  ST・・・・」





・・・

ブリ男くん 「うわ~すごいスピードでジグが動いてるよ!」


ブリ子さん 「速すぎてついてけないよね~」


メジヲくん 「てかジグってばれてるし。チョーうけるんですけど!」


メジコさん 「自然界にあんなに速く泳ぐ生き物いないもんね(笑)」


・・・






らっきょ 「はっ! 夢をみていた・・・」



DAI 「らっきょうさん! あきらめたらだめって言ってたじゃないですか! なんで寝てるんですか!」



らっきょ 「いやぁ、嫌な夢だったわ。わしのジグ完全に見切られてやんの」






俺たちの戦いは始まったばかりだ!

(夢オチで終わらせたらっきょう先生の次回作にご期待ください)



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